らいとのレポート

イベントレポートなど、Twitterには長すぎる内容。

【らき☆たま展】ハルヒトークイベントレポート 第一部

 

12/17に、こちらで開催された桑谷夏子さん、松岡由貴さん、伊藤Pのトークイベントに参加して参りました。そちらで見聞きした事を可能な限りメモして参りましたので、それを元にレポートを書いていきます。

(言い回しに関してまではメモに反映できていないため、「こういう内容の話をしていたんだな」という程度の認識でお願い致します。)

 

【第一部】

11:55頃 隣の壁にプロジェクターで映し出されていたらっきー☆ちゃんねるの音声が消え、いよいよ開始

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11:58頃 スタッフの方より、「松岡さん、桑谷さん共に準備できているが、若干開始が遅れる」との案内

12:02頃 伊藤P入場、登壇中のみ写真撮影も遠慮下さいとの案内

12:04頃 松岡さん、桑谷さん入場

松岡さんは白いワンピース、桑谷さんは黒いセーターと花柄のオレンジ系のスカートを着ておられました。

 

伊藤Pより御二方の紹介、挨拶。

松「みんな〜!めがっさおつかれ〜!」

 

伊「会場ご覧になっていかがですか?先週は明坂聡美さんからダメ出しをいただく箇所もありました(笑)」

桑「(柊まつり、柊いのりの設定資料を見て)我々はああいった資料を見てオーディションを受けたりする事が多いですが、見られる人は限られているので、ファンの人も見られれば嬉しいだろうし、もっとあれば面白いと思います。」

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松「立体的でカラフルに感じました。沢山吊るされている提灯が印象的、気になります。」

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伊「あの提灯は偶然ここの倉庫にあって、会場の雰囲気に合うので吊るす事にしました。」

松「端にハルヒが描かれた絵もあったりして、私としては何となく嬉しい。」

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松「(白石さんのぬりえを来場者が貼り付けられるコーナーを見て)私も白石の顔にラクガキでもして来た痕跡を残したい(笑)」

(翌日には実際に松岡さんのぬりえが飾られていました。)

伊「白石なんかを気にしてもらいありがとうございます(笑)」

桑「彼も面白いですから(笑)」

伊「なんであれを演技で出せないのか…白石は本番に弱いと鶴岡音響監督も仰っていました(笑)」

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伊「お2人の前にはグッドスマイルカンパニーのフィギュアがそれぞれ置かれていますが、これは実は角川にも無くて、グッドスマイルカンパニーからお借りしました。」

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松「自宅に「由貴さん、鶴屋さんあるけど…いる?」と、のいぢさんから貰ったもっと大きなフィギュア(バニーのもの?)はありますが、私もこれは持っていないです。とても素敵」

桑「今見てもクオリティ高くて出来が良いですよね。」

 

伊「お2人から見て右側には映画のキービジュアル第2弾が飾られていますが、実は第1弾の雪の中の長門の1枚絵では分かりづらいと映画館側から指摘を受け、急きょ用意したものです。

左側にはあるのはCDアルバムのジャケットで、こちらには鶴屋さんと朝倉さん、喜緑さんも描かれています。」

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松「実は今日に向けて消失の映画を見直したんですが、そこで日付に言及があり、だから今日のオファーだったんだと気づきました。」

伊「当時のアフレコの記憶などありますか?」

桑「当時、伊藤さんから画の無いナイフの詳細な刺し方、刺して回して引き抜く、の説明を受け、演技をしました。」

伊「鶴岡音響監督からも、「怖さは出さない、彼女にとってキョンを刺すのは何でもない、普通の行動に含まれるから。」そういう怖さとは違った狂気を出しながら、刺し方など具体的な説明をしつつ演じていただきました。」

桑「当時は100%ではないながら、ほとんど画ができた状態でアフレコ。何かのラジオで、平野綾ちゃんと「朝倉さんが怖い」という話をしました。おでんを食べるシーンで、キョンくんのナレの後ろで、(ガヤ的に)長門さんと風呂に入る話など、牽制している。今で言う匂わせ?高校生でそれをやるとは恐ろしい…!アドリブっぽいけれど、設定の細かいシーンでした。」

伊「朝倉さんは日本と海外で反応がかなり割れるキャラでした。日本では怖がられるキャラクターで、映画を上映しても盛り上がるのは谷口の「ハルヒ涼宮ハルヒのことか?」のシーンだが、海外では朝倉さんがキョンを刺すシーン。朝倉さんは人気があり、恐らく二面的、多面的な部分がウケている。」

松「私も涼子は大好きで、実はいちばん面白いキャラだとも思っています。」

桑「スピンオフでは、どの作品もキャラが違いすぎて1度目の収録で必ず困惑しました(笑)」

松「それは割とみんなも変わってて、にょろーんでは特に困惑した。みくるなんて後藤邑子そのままで(笑)」

桑「使う声も演じるキャラクターも違って面白かったです。

他にはキャラソンでハレ晴レを全員歌うのも衝撃でした。」

松「しかも歌詞も若干違っていて、カラオケ行くとみんなの分が別々であって楽しい。」

伊「あれはランティスが上手かった、斎藤(滋)Pが商売っ気があり、企画が上手い。当初はSOS団のみのハレ晴レだったが、「これどうすか?あれどうすか?」みたいにどんどん来る。2人もメインキャラでは無いが、喜緑さんまでキャラソンがあった。」

桑「(白鳥)由里さんの歌声が私は好きで、当時嬉しかったのを覚えています。」

 

伊「鶴屋さんは消失では改変世界での登場が印象的、キョンくんとのシーン」

松「すごく珍しい、何があっても怒らない鶴屋さんが初めて怒りを見せる。最初はカチーンと来た感じで自分も演技をしましたが、もう少し笑いつつ怒るようにと指導を受けました。また、"怒髪"の意味が分からず調べると、髪が逆立つ様子で、あの長い髪が逆だったらとんでもない凶器になるなと…何度もやり直したシーンで、「浮気現場を目撃したくらいの剣幕で」とも言われました。」

伊「ああいう所は、長門が持つ鶴屋さん像かもしれませんね。」

 

伊「当初あの163分は、長すぎて宇宙戦艦ヤマトアバターか、とまで言われていました。映画館側からの要求で2時間に収めようという話もあり、無理とは思いつつも、キョンの改札だったり、自分の頭を踏んづけたり自問自答するシーン。3~40分あるのかな?それを石原総監督とも相談の上全部切ってみたりもして。そうしたら、谷口からハルヒのことを聞いて駆け出すシーンがなんだか軽くなってしまった。結局少しづつ長さを戻したらた163分に戻ったという。」

松「それは収録後に切ってたんですか!?切られなくてよかった…杉田のけぞってたでしょ(笑)」

伊「映画館とも交渉して、今でこそ長い作品は増えましたが、当時は厳しくて。1日5、6回の上映を4回にしてもらったりと対応しました。」

松「それにしても頭を踏むのはインパクト強かったですね。」

桑「こういう話をすると、やっぱり明日見たくなりますね。」

伊「明日来られる方は見て欲しいですし、BluRayなど持っている方は、それこそさっき言ったシーンを飛ばしてみると印象が変わってくるかもしれません。

来年以降もこの作品を忘れないで欲しいので、またこういう企画が出来ればと思います。」

松「来年もこの時期は空けて起きましょうか!?(笑)」

伊「ではぜひ、続けていきますかね?」

 

伊「この会場は埼玉県にあります。それに因んで、お2人に埼玉のおすすめの場所、ものをご紹介頂きたいのですが…」

松「まずこの会場、ここへ来たのは2回目で、前回来たのは『直観』発売前後のタイミングで、ホテルなどの飲食店でコラボメニューが販売されていたりして。その時は夜のライトアップが綺麗で印象的でした。」

桑「そのライトアップは夏場だけなんですか?」

伊「いえ、今の時期も行われているので、今日ご来場の方もぜひご覧下さい。」

松「あの時は1人で来たのですが、勇気を出してホテルのスタッフの方に「鶴屋さんを演じています!」と伝えて、そうしたら、ホテルの中まで事細かに案内していただけました。」

伊「さすが鶴屋さん!谷口なら、白石なら帰されていましたね(笑)」

松「当時はサインも書かせていただいたりして、まだオープン間もなかったので早い段階で書いたと思います。」

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松「他の場所で言うと、やっぱりスーパーアリーナは言わずもがな。あとは個人的に上里のインターチェンジのところ(上里SA?)が好きです。豚料理やうどんがとても美味しくて充実しています。他には熊谷エリアが好きで、『スターダスト☆レビュー』という好きな音楽グループがこのエリアのグループで、駅のホームで「夢伝説」という曲をずっと聴いたりしていられます。」

(恐らく行田駅の事と思われます。)

桑「私は割と近所に昔住んでいて、東京だけど23区外みたいな。小学生の頃は、母親達の間で「子供だけで言っていい場所の限界」が所沢でした。逆に都内なのに池袋はダメだったり。

都心の方に出てからは、山田うどんが無くて驚きました。「ダウドン」と呼ばれている安くて手軽なうどん屋で、埼玉ではみんな食べるんですけど、実はローカルで埼玉中心だったとは…都心へ出るまで知らなかったです。軽くショックでした(笑)

他にも、ここと同じ所沢の航空公園には小学生の頃から遠足で来ていました。」

松「そこは私も最近行きました!本物の飛行機が至るところにあって面白かったです。」

桑「他にも狭山湖でマラソンする学校行事があって、近くの上り坂のある道を何キロも走らされたり、高学年になると長瀞まで足を伸ばすこともありました。

都内とはいえ車で5分もあれば埼玉に入れるような場所に住んでいて、ほぼ埼玉と変わらないなという感覚。よく埼玉県民のコンプレックスみたいなのを聞くんですけど、私は「そんなに東京と変わらないのにな」っていう。ご飯も美味しいし。

そういう話が出来るくらい近所だったので、「住んでた時にこの仕事があれば…」というのが今日は1番でした(笑)」

伊「先程松岡さんから上里SAの話がありましたが、三芳PAも充実していますよね。PAとは思えないくらいで、上里で買い逃したものを三芳で買える。上りが本当にすごくて。」

松「三芳もすごく好きです!ただ出来れば下りで使いたい…でも下りはそんなに充実は…上りは本当に煌びやかなんですが(笑)」

伊「そして桑谷さんからは山田うどんのお話がありましたが、他にもヤオコーというスーパーだったり、セイムスという薬局、ジュースやお菓子がすごく安いローカル店が埼玉にありますよね。」

松「ダウドンとセイムス…ディープすぎる!(笑)地元の人はやっぱり分かるんですか?」

伊「何人か頷いていらっしゃる方もいますね、東京にもOKストアだったりがありますが、やっぱり駐車場の規模が埼玉ならではですね。」

桑「最近はそういうローカルなところだけじゃなくて、それこそさっき出た大宮のスーパーアリーナだったり、人が集まる場所もあって住みよいですよね。なんで引っ越してしまったのか…都心に住むと郊外の良さが分かってきます。」

伊「そういえば、駐車場が無料なのも都心のスーパーには無いですね、」

松「有料が当然だと思っていました…」

桑「東京だと駐車場が高い上に少なくて、どこも埋まってて。早めに仕事来たのに駐車場見つからずに収録遅刻はあるあるですね。結局電車通勤が基本になっています。」

松「関西時代は阪神高速を赤いスポーツカーでブイブイ言わせてたりしたんですけど、東京来たら家賃も大阪のそれも市内でも倍くらい違って。駐車場も高いので乗らなくなってしまいました。車も友人に譲ったんですけど、こういう埼玉の話を聞くとまた乗りたくなりますね。」

 

桑「埼玉からは若干ずれますが、昭和記念公園…立川でしたかね?他にも一橋大学の中に当時は誰でも入れて、グラウンドだったり芝生だったりが憩いの場になっていました。」

伊「いわゆる『武蔵野丘陵エリア』という事になりますかね。」

桑「狭山とかトトロの博物館?みたいなのも近かったり、本当に素敵な地域だと思います。」

松「結婚してからやや郊外へ引っ越す友人も多かったり、やっぱり住みやすいんですね。」

 

伊「今度は、行ったことがないけれど行ったことない場所について伺いたいと思います。」

松「川越でしたかね?小江戸?と言われているエリアには行ってみたいです。」

桑「(川越は)由貴さん好きそう!」

伊「池袋とかからも簡単に行けますからね、駅前は普通の街なんですが、若干歩くとレトロな街並みが残されていて。うなぎ屋さんとかも美味しいところが沢山あります。2020年に美水かがみ先生監修で制作された『まえせつ!』というアニメの舞台の1つで、キャラクターが働いていた『林屋』といううなぎ屋にはお世話になりました。本当に美味しいですし、少し高級ではあるんですが…皆さんにもぜひ行ってみたいと思います。」

松「東京と大阪ではうなぎの焼き方?開き方?が違うと聞いていますが、川越はやっぱり江戸前なんですかね?ぜひ行ってみたいです。」

桑「私はさっき長瀞の事を言ったんですけど、実はその時はまだ小さくて川下りは出来なくて。個人的に行ってみたいという話を楽屋でしていたんですけど、意外に揺れが激しいらしくて。そういえば私は波見るだけで船酔いしてしまう人間なので難しいかなと…(笑)」

伊「川面見られないですね…遠くの空だけ見て貰えれば(笑)」

松「乗る意味無くないですか!?(笑)でも私はやってみたいかもです。」

桑「冬もやってるんですか?」

伊「紅葉の時期までだったと思います。どうしても秩父は1月2月雪も積もってしまうので…」

 

伊「この後ご用意しているお弁当は、全て地元の食材でご用意しています。メインは所沢牛のステーキです。他には『優しい卵焼き』なるものが入っているんですが、では『厳しい卵焼き』はどうなるんでしょうね?」

桑「優しい…甘さですかね?お肉は大好きなので楽しみにしています」

松「私も肉好きです、実は魚は少し苦手で…」

伊「なんだかどの現場でもキャストさんは肉好きの方が多いように思いますね。平野さんもそうでしたし、茅原さんも「カルビならいくらでも行けます!」と豪語していました。」

桑「なんか肉の脂は喉にいいって聞いたことがあって…」

松「それ免罪符すぎない!?」

桑「いつも免罪符にしてます(笑)特に良いお肉なら尚更!」

 

伊「この展示は期間中に「進化する」事をコンセプトにしていますが、その中で奥の方にらきすたのくじの商品が飾られています。」

桑「ハルヒのものならサインとか書いて行けましたね…」

伊「そこは明日の白石に任せます(笑)このくじ引きですが、来月にこの展示より先に終了しますので、そのスペースには新しいものを掲示する予定です。かなり驚いてもらえるものだと思いますのでお楽しみに!」

 

伊「時間が近づいて参りましたので、最後に宣伝をさせていただきます。このらき☆すたですが、この度『みたいな!』という雑誌で連載が再開されることになりました。美水先生が珍しくカラーも描いてくださっています。ダヴィンチストアでも取り扱いがありますので、ぜひ立ち読みしてください(笑)

お2人からも何かPRしたいこと等ありましたら、ぜひよろしくお願いします。」

 

桑「同じ角川さんの電撃G's magazine30周年記念号が27日に発売されますが、シスプリラブライブが表紙になっています。私の担当した可憐が表紙です。」

伊「可憐ちゃん!13人の中で1番好きです!当時アニメーターとして現場にいたんですけど、色々な事があって…「可憐だけでも俺に直させろ!」と思っていました(笑)」

 

伊「松岡さんからもお願いします」

松「私はデビューを、子役時代除いて90年の12/9にしているんですけど、一昨年30周年を迎えまして。記念企画でドラマCDをオリジナルで作ろうとしているんです。コロナでレコーディングが出来ない時期もあってすごく時間はかかっているんですけれど、ジワジワと企画が進行しています。書き下ろしの主題歌をご用意いただいて、お世話になっている楠瀬誠志郎さんにコーラスで参加していただいたり。ドラマパートでは、私の師匠でばいきんまん役を務めている中尾隆聖さんに出演していただいたりしています。必ずいつか発売するので、ぜひよろしくお願いします!」

 

伊「最後にらき☆すたに関しまして、以前は毎年やっていた『らき☆すたゆく年くる年』。ここ数年コロナ禍もありやっていなかったのですが、今年からは鷲宮神社でも大々的に初詣をやるということで、美水先生やアニメ業界の人間を集めてトークライブという形のイベントを、商工会議所や大酉茶屋をお借りして実施します!ハイフリの中川監督にも来ていただいたりして、「ハイフリはなぜこうなったんだ!」とか、かなり濃ゆい話をしていきます。本当に予定合う人だけで大丈夫です。深夜なので、よろしければ。です。よろしくお願いします。」

 

1309頃  らき☆すた12話ED、『負けないで』を流しながら御三方退場 イベント終了